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トピック 2017.04.03

平成29年度 入社式 (訓示の要旨)

4月3日、株式会社新日の入社式を執り行いました。

今春は新卒者2人を迎え入れ、平成29年度がスタートしました。
入社式では、新入社員に配属辞令が渡され、各人挨拶のあと、会長及び社長から新入社員への期待の言葉と社員へ向けた今年度の会社方針が述べられました。

脇田会長 訓示(要旨)

新入社員の皆さん、おめでとう!

今年も新入社員を迎えることができうれしく思います。

運河の桜も日に日に新しい表情になっています。新日という名前は、覚えてもらいやすく、「今日は新しい日」という意味を持っています。

私もこの道55年!48年前に当社を創業し、上り坂も下り坂もありましたが、一歩一歩、乗り越え今日に至っています。

今日、新しい力が加わりました。決して焦ることなく、一歩一歩、コンサルタントとして力を蓄えていってほしいと思います。コンサルタントは一日でなるものではなく、努力の積み重ねがないとコンサルタントとしては成功しません。

建設関連投資の伸びが抑えられる現状では、建設事業だけでは会社の発展は難しい。三重県伊勢市で展開する「ミタス伊勢事業」は、まさに新日の建設関連事業とハイブリッド効果を生んでいます。

今日この場に参加することができない15~6名の社員は、福島や釜石で東北の復興に携わってくれている。復興に努力する中で、当社の拡大発展に大きく貢献してくれている。本当にありがたいと思っています。

トランプショックをはじめ、色々なリスクの蔓延により社会が混とんとしています。ある評論家は経済の相反する理論を組み合わせたら、世界景気は大化けするのではないかと言っています。しかしながら、アメリカからどのようなリスクが発せられようとも、「私たちに唯一無二出来ることは、個人としてのスキルアップ、業務を正しく遂行し、お客様の気持ちに気を配る!」私たちに出来ることはこれしかない。何が起ころうとも皆さんの気持ち次第。皆さんの健闘を祈ります。

以上

秋山社長 訓示(要旨)

新入社員の皆さん。ようこそ新日へ。

社員一同、皆さんを心から歓迎します。新入社員の皆さんへは社会人となったお祝いの意味をこめ、また新入社員以外の皆さんには、新年度スタートとして一言、お話ししたいと思います。

最近、いろんな場面で「2025年問題」、「2050年問題」という形で日本の将来を予測しています。そして、どの予測も日本の将来に対して希望というよりは、むしろ、不安をあおるものが多い気がします。最大の課題は、人口問題とされています。30年後の2050年は少子高齢化によって、過疎化が進み経済力や生活の維持管理能力は著しく低下するとしています。大切なことは、いたずらに将来を不安視するのではなく、社会の変化を的確にとらえ、将来の社会に夢と希望を持つことです。

昨年の某週刊誌の記事でしたが、今後10年の間に『消えてなくなる職業・仕事』が紹介されていました。衝撃的な記事ですが、『消えてなくなる職業』として、当社の本業のひとつでもある「測量技術」も挙がっていました。

無くなる、あるいは衰退する3つの要因とは、

1.供給過剰

コンビニ41000軒に対して、美容師・歯科医師  41000軒と供給過剰。

税理士、社会保険労務士、司法書士、会計士等の資格商売も今や供給過剰状態。

2.技術革新

各種製造業、サービス業、そして測量業では技術革新による減少。

今話題の自動車の自動運転はタクシーやトラックの運転手の仕事を奪う事になります。

測量業については測量そのものが無くなるというよりは、GPS、ドローン等の利用によってこれまで従来の測る行為は不要となり、いわば、現場作業がいらなくなるという意味だと思います。

3.価値がなくなるor下がる(消費者行動の変化)

これは、書店、新聞業が挙げられます。

書店で言えば店を構えている書店が2000年から2010年までの10年の間に、三分の一が無くなりました。

新聞業界にあっても、ニュースがネットでチェックでき、若者の新聞離れが進み、10年間で20パーセント強の売り上げ減となっています。

言うなれば、これらの要因に加え、人口減が原因で、総ての業界で今後20~30年の間に大きな変化が予測されています。

これらの世の中の急激な変化に対して、手を打つことなく無防備なままでは衰退、あるいは消えて無くなるかもしれません。生き残り、あるいは発展していく為に世の変化を把握し、自らが変わっていくことが重要です。

今後の20年・30年先に向けて、どんな方向、どんな姿勢で、この先を臨むべきかを今の時点から考えていかねばなりません。

幸いにも新日は、これまでも挑戦し、自ら汗を流し、多くの危機を乗り越えてきた実績と土壌、社風があります。

そこで、平成29年4月3日の今日、新年度のスタートにあたり、総ての新日社員に対し、『自在に変化し攻撃的な姿勢・覚悟で新たな分野に挑戦する』ことを宣言します

◆◆同じ事の継続、繰り返しでは明日はありません。

◆◆今日は、昨日の続きの一日では有りません。

◆◆明日は、今日の続きの一日では有りません。

◆◆今日は昨日とは違う新たな一日です、明日は今日とは違う新たな一日です。

不慣れな事への挑戦は、課題も多くいろんな障害も予測されます。

しかし、新たな物を創り上げる楽しみがあります。新たな業務に挑戦することで、この先も衰退することなく、更なる発展・飛躍が有ると確信しています。

最後に、新入社員の皆さんへのお願いです。明るくかつ前向きな新入社員への期待は大きなものがあります。最初は、難しい仕事だと感じると思いますが、どうか新日社員の一員として、一日も早く社に溶け込んで頂き、一緒になって「建設コンサルタント業」を究めて行きましょう。

一緒になって「明日の新日」を築いていきましょう。

宜しくお願いします。

以上

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