外国人に分かりやすい高速道路案内標識設計業務
【業務の目的】
本業務は、高速道路の路線番号によるわかりやすい道案内の実現に向け、路線名に併せて路線番号を用いて案内する「ナンバリング」(以下、「高速道路ナンバリング」という。)の導入にあたり、愛知県所管の道路における高速道路案内を含む既設の道路標識について、高速道路ナンバリングに改良した標識板のレイアウトと標識板の設計図の作成を行うことを目的とする。
1.業務内容
- 業務の内訳
1) 測量業務
・現況調査 道路標識台帳あり 53箇所
・現況調査 道路標識台帳なし 10箇所
・調査結果とりまとめ 1式
2) 設計業務
・道路標識設計 1式
・打合せ等 1業務
2.測量業務
・貸与された道路標識管理台帳および現況写真から、改良予定箇所の標識を現地確認し特定する。
・光波測量機を用いて現況標識板のタテ・ヨコ寸法と板下クリアランスを測定する。また標識柱の径も同時に測定する。
・測定した数値と道路標識管理台帳を照合し、違っている場合は実測値を採用する。
・現況標識板を写真撮影し、画像修正ソフトにより正面図を作成し標示内容の採寸を行う。
・道路標識管理台帳がないものについて、新たに道路標識管理台帳を作成する。
3.設計業務
・現地調査の結果、63箇所中4箇所は既に高速道路ナンバリング改良済みであったり、高速道路標示そのものが無かったりしたので設計対象外とした。
・59箇所の道路標識について、高速道路ナンバリング改良設計を行い、レイアウト図及び設計図を作成した。
・作成した設計図を基にして、各標識の概算工事費の算出を行った。
4.関係機関協議資料作成
・県庁、国交省等に対する、高速道路ナンバリング改良についての協議資料を作成し提出した。
2.レイアウト図作成までの流れ
①現況写真を撮影する。
②光波測量機にて標識板の外寸を測定する。
③測定した標識板の外寸を基に、画像修正ソフトを使用して文字高、スペース等を採寸する。
※愛知デジタル画像解析技術研究会の、デジタル画像による分析・撮影支援システムの技術を使用した
④採寸した数値から現況図を作成し、高速道路ナンバリングを当て込み、レイアウト図を作成する。
本業務の高速道路ナンバリング対象路線は、下記の通りである。
・東名高速道路(E1)
・新東名高速道路(E1A)
・伊勢湾岸自動車道(E1A)
・東海環状自動車道(C3)