建コン
道路交差点の設計
交通事故の約6割は、交差点もしくはその周囲で発生しているといわれます。また、交通の流れが悪くなるため(道路交通のボトル・ネックと言います)渋滞の原因ともなっています。
そのために、自動車や自転車・歩行者が安全にスムーズに通行出来るように配慮した設計を行わなければなりません。
作業手順
以下に、私たちが設計を進めていく上での主な手順と注意点についてまとめました。
1.現地での調査
交差点の状況
・交差道路の数
・変速交差点・変形交差点
・交差点間隔
交通量
・自動車(大型とその他)、自転車、歩行者で分類
・右折・左折・直進で集計
事故調査
・事故原因の調査
2.問題点の検出
交差点の形状
混雑の度合い
事故の原因
3.対策の検討
交差点形状の改善
車線数の増加
右折矢印信号の設置
歩行者の安全対策
4.交差点改良設計
交差点形状の設計
車数の増員、右折車線の長さ、横断歩道の位置などの設計
信号サイクルの設計(1サイクルは最大3分)
私たちは、このようにして設計を進めますが、改良設計の場合は、最善の対策を考えるために2.から4.の作業を何度も繰り返し行います。