【コラム】成果品のデジタル化
近年測量成果図は、図面と一緒にCADデータも納品して欲しいとの要望が増えています。
現況平面図は、とかくデータ量が多くなりがちで、低スペックなパソコンでは動かない事もあります。この動かないというのは、遅いけれども動きますというレベルではなく、ファイルを開くのに買物に出かけられる位時間が掛かるという事で、最悪ハングアップしてしまう事もあります。
先日、50ヘクタールほどの平面測量の処理をパソコンで行ったところ、途中までは順調に作業をこなしていたのだが、データが増えるにしたがって段々とパソコンの処理が遅くなっていき、ついには動かなくなってしまったのだ。まだ、縦・横断処理の何もやっていない2次元CADの作業でこの状態です。平面、中心線、縦・横断など複数の作業が連動させて処理出来たら、ミスの防止や効率化かつ生産性の向上にも繋がるのだが、ひとつの作業ですらこんな状態では話になりません。
というわけで、性能の良いパソコンを購入するしか解決策が無いとの結論が出たのが年末、今注文しても年内には届かないと言われましたが、打合せが年明けの1月5日と決まっているので、とりあえずデータを分けて複数のパソコンで作業をして打合せ用の図面を作成する事にして、年が明けたら新しいパソコン上でデータを合成するのが、最善の策だと考えました。
こうして100万円近くするワークステションを購入して、後続作業を進め無事納品する事が出来ました。