鑑定
自用の建物及びその敷地 ~市民病院~(平成22年5月)
自分の建物及びその敷地 ~市民病院~(平成22年5月)
市民病院の移設・統合に伴い、既存の病院のうち新耐震基準を満たしている一部を残しつつ、他は解体のうえ、跡地は、特別養護老人ホームとして活用することを前提に、当該事業者に売却するにあたっての適正な価格を求めるための鑑定評価。
公的不動産を有効に活用する地方自治体のPRE戦略の一環ともいえる。 あらかじめ用途が指定されたうえでの鑑定評価であっても、条件を附すことにより、必ずしも最有効使用を前提としない価格を求めることは可能である。しかし、本物件の規模、本物件の所属する用途地域において利用可能な用途等を総合的に検討した結果、結局、特別養護老人ホームとしての使用が当該不動産に最も高い価格を提示する使用方法となることから、評価額は、最有効使用に基づく価格、すなわち、正常価格として求められた。