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トピック 2020.01.07

令和2年 年始式(1月6日)

脇田会長挨拶(要旨)

1.はじめに

あけましておめでとうございます。

2020(にーまるにーまる)の新しい年が始まりました。

私は岐阜から車通勤しますので木曽川を渡りますと、今日は良い天気で朝焼けに感激し、やる気が出てきて非常に良い気分で出社しました。

私は今年、喜寿になります。

年末のいつもの納会が50周年の祝賀会と重なり、会の最後にサプライズで秋山社長から感謝状や、記念品をいただいたりと非常に感激しました。

今回は福利厚生委員会の皆さんが担当し、企画、運営をしてくれました。

各部から若い方たちが参加し、綿密に計画され、バラエティに富み、一人一人の個性も活かされていました。

売り上げをはじめ業績も一番良い成績だったこともありますし、今回はいつもと違う会場だったこともあり、いつも以上に気持ちが良く、楽しい時間を過ごせました。

委員の皆さんを中心に本当に良くやってくれましたので、サプライズを含め改めて社員の皆様に御礼申し上げたいと思います。

本当にありがとうございました。

 

2.創業50周年 その先に向けて

祝賀会では「50年のあゆみ」をデータ作成担当者とともに作ってみましたが、改めて50年という月日は非常に短く、長くも感じました。

総括的に思ったことは、今日があるのは苦しいときも辛いときも悔しいときも社員の皆様のおかげであると思います。

振り返ってみると山あり谷ありでしたが、改めて運がよかったのだと思います。

継続企業として100年先を目指そうとすると、どういうものが必要かといいますと実は私も明確な姿、形は描ききれません。

今から創業からの50年を振り返ってみますと、約10年ごとに大変なこともありましたし、辛いこともありました。

従って、これから100年先を見据えて計画するには漠然としていますので、5~6年単位で計画をする方が現実的だと思います。

始めは、熱田の日比野の交差点にあった15~6坪の事務所でスタートをしました。

2年ほどして中川区の童子町へ移転し、山王の丸三ビルへ移転、今現在のビルが4箇所目の事務所で40年ほど経ちました。

来年夏にはすぐ隣に新社屋が完成する見込みです。

そして、100年が経過する頃には、名古屋駅周辺に本社事務所が持てるような会社にすることが夢であり希望であります。

 

3.具体的な経営指針

100年続けるには直近の5~6年に、どういうことを経営の方針として取り組んでいけば良いか、についてを3つお話したいと思います。

1つ目は、組織を強くする。

人の教育や情報の公開をして皆様のスキルや技術を強くし、適材適所で仕事をしてもらいたいと考えています。

2つ目は、事業構造もっと柔軟に多様性を持って新しいことに挑戦していく。

私はミタス伊勢を立ち上げる当時、約15年前になりますが鑑定業界や同業他社の方から「莫大な借金をしてまで風呂屋を始めるのは可笑しいのではないか」と言われ笑われたことがあります。

その時から私は、企業として生き残っていく為には柔軟かつ多様的に挑戦しなければならないと思っています。

一部幹部の方には、とても心配して忠告してくれた方もいましたが、何とか幹部一同に賛同してもらい、ミタス伊勢を立ち上げました。

ミタス伊勢の成功が、今日のグループのキャッシュフローのもとになっているというのはご存じのとおりです。

3つ目は、内部留保の拡充です。

今、全社の総資産は、約65億円あります。

あと5~6倍は資産がないと名古屋駅周辺に敷地を購入し建物を建設し、事務所を構えることは中々難しいです。

しかし、グループの内部留保が増えてきていますし、ミタス伊勢の立ち上げ当初の借り入れも減ってきていますので、金融機関より有益なご提案をいただける会社になりました。

従いまして、将来的には収益性のあるビルに投資することを視野に入れていきたいと思います。

事実、金融機関より援助を受け、新社屋用の土地に投資をしました。

時代の波にもまれるわけにはいきませんので、5~6年はこの3つの方針で業務を行っていくことが良いと思います。

 

4.前提条件として

例えば、売り上げ30億円、営業利益6億円、社員約130名内外の規模になると、100年残る企業の礎ができます。

一般のコンサル会社は5~6年ではこの条件を達成することは難しいです。

最終目標の営業利益率約25%が実現できるような事業を増やしていきたいと思います。

前提条件に近づくことで、大きな夢や希望を持つことができるようになり、社員の働く環境をより良くしていけます。

これから人財を増やし、社員皆様の個々のパーソナリティはじめ経験や学識を活用していただければ良いと思っております。

 

5.おわりに

私が26歳の時には単純に会社を作りたいと思い立ち上げましたが、どういう仕組みなのか分からない状態でした。

仕事をこなしていくうちに、「会社を立ち上げて経営を続けていくことは大変なことだ」と気づきました。

急には満塁ホームランも打てなければ、クリーンヒットも打てないものだから、「一歩一歩やっていくしかない」と自覚したのが十数年経った時もことです。

その時から「奉仕に徹し、一歩、一歩、また一歩」ということを会社の基本理念にしてまいりました。

会社は良い会社にしないと意味がないわけですが、良い会社の定義というのは社員の皆様それぞれに価値観が違います。

しかし、更に良い会社にしていこうというテーマには終わりがありません。

そのためには、毎日ひたすら一歩一歩、明日は今日より必ず前に進むという向上心を持っていく以外に道は無いと思います。

総合建設コンサルタントを主軸に仕事をしていますが、社員の皆様は専門技術者としての覚悟を持って一つずつ頑張っていただきたいですし、私も覚悟をもって一つずつ頑張っていきたいです。

今年もどうかよろしくお願いします。

以上

秋山社長挨拶(要旨)

明けましておめでとう御座います。

㈱新日は昨年50周年を迎えました。

今年は、創立51年目を迎え、初心に立ち返り、新たな組織としてスタートすべき年でもあり、「新しい分野、新しい領域への挑戦と開拓」を令和2年の目標とします。

私自身、新日に入社して40年、年齢では、70歳を過ぎました。

そして新日の代表者としては、ほぼ10年が経過しています。

 

新日では、昨年度に定年が60歳から65歳に延長となりました。

定年制度の変更に伴い、経験豊かな年齢層を含む充実した組織となり、かつ安心して働ける環境が整ったと言えます。しかし、言い方を変えれば、平均年齢の高い高齢化した組織になったと言えなくもありません。

言葉の上では、創業50周年を機に心機一転、新たな組織としてスタートするとは言いながらも、高齢化した組織では、組織硬直化のおそれも否定は出来ません。

 

今まで通り現状が維持、継続できていると、高齢化した組織では往々にして、新たなものへの挑戦及び冒険を避けることにもなりかねませんでした。

しかしながら、これまでの新日は関連会社での土地家屋調査士業務をはじめ、土壌汚染調査(地歴調査)業務、建設資材単価調査業務等の新分野、そしてまた福島、岩手県等東北被災地への新領域を開拓してきました。

此れまでは相応に活気在る組織であったように思います。

一般的に人は、同じ仕事の繰り返し、継続に対しては、それ程の苦も無く実行できますが、新たな業務への挑戦となると大きな抵抗とエネルギーを要するのが常だと思います。

特に、年齢を重ねれば重ねる程、高齢化が進んだ組織ではその傾向が強くなりがちです。

 

企業にとって最も危険な、恐れる状況は停滞です。

すなわち新しいアイデア、情熱の勢いが削がれることだと私は考えています。

 

絶えず企業としての課題を有し、その課題解決に向け、もがき苦しみ、活動していることが重要です。

考えない、行動しない、言葉を発するだけで何もしない。その結果、停滞した体質の組織はやがて衰退の道を辿ります。

悪あがきになってはいけませんが、池に一石を投じた時に水面が揺れ、その波紋が広がっていく事が必要です。

新日は、これまで以上に柔軟で若々しく活気ある体質を維持していかねばなりません。

昨年末の研修会でもお話したように、ここ数年間、新日の核でもあった復興支援業務、リニア新幹線建設関連業務等はほぼ完了に近づいています。

その現実を受け止めた上で、令和2年、新年に当たっての目標を、新日の経営目標である13億の売上を確保する為にもあえて、「新しい分野、新しい領域への挑戦と開拓」としたわけです。

その為、各部が共に意識して、従来の惰性的、マンネリ化した行動を新たな目、批判的な目で見直して下さい。

各部の総意で「新たな分野、新たな領域への挑戦」を今年の目標としてください。

停滞することなく、若く活気ある組織にする為には、

・60代の皆さんへは「豊富な経験」と「知識」を生かした新たな挑戦を。

・40代、50代の皆さんへは「知識」と「行動力」を生かした新たな挑戦を。

・20代、30代の皆さんへは「行動力」と「若さ」を生かした新たな挑戦を

 

以上をお願いして、令和2年仕事始めに当たっての挨拶とさせて頂きます。

一年間よろしくお願いします。

以上

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