平成31年 年始式
脇田会長挨拶(要旨)
1.はじめに
皆さん、あけましておめでとう!
年が新しくなり、また皆さんと仕事ができる。私は今年76歳になる。昨年も毎日元気でつつがなく、仕事ができたことを喜ばしく思う。
昨年は何かと世間が騒がしかったが、今年も早々にアメリカではアップルショックが起こり、同社の株価が急落し、ニューヨークダウも600ドルを超えて値を下げているようだ。日本の証券取引所の大発会でも日経平均が大きく下がるのではないだろうか。
世の中は、天災、人災及び世界的な経済変動などによって、日々目まぐるしく変わっている。世の中が変われば、私たちも変わっていかなければならない。
2.新日は創業50周年を迎える。
今年、当社は節目の創業50周年を11月に迎える。平成もあと4カ月で新しい元号に変わり、次の世の中に入っていく。時代の節目が当社の節目と重なり、当社の新時代に突入する。
3.50周年を振り返る
私が当社を創業してから、10年が経過した頃、この商売は急速な発展は難しい、無理をしていけないことに気が付いた。「奉仕に徹し、一歩、一歩、・・・また一歩」だと。この時、これを当社のキャッチフレーズ、経営理念とした。
これから少したった頃、総合建設コンサルタンツとして「継続的な努力こそ進歩向上のために不可欠なものである」という信念が固まった。
専門技術者として、生き残るには継続的な努力と向上心が重要であるという思いは、今も変わらない。各人が真剣に考えることで、業務に対する取り組み方や業務効率、新たな発想など見えてくるものがある。この積み重ねが他社との差別化につながり、積み上げることで、差別化した事業戦略を生み出す。そして、それを続けていくことが生き残りの条件である。
4.終わりに
私の近々の目標は、新日グループ全体で売上高30億円、経常利益5億円。売上高30億円を超えると総合力が高まる。5億円稼げる会社となれば安定する。
社員一人一人の気づきや頑張りにより、必ず達成できる。協力をよろしくお願いする。
私も、今年も元気にさわやかに仕事をしたいと思います。
以上
秋山社長挨拶(要旨)
1.はじめに
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年、平成31年は新日にとって創業50周年、記念すべき年を迎えます。
この記念すべき年の新年にあたって、『継続と変革の実行』を新日のキーワードとします。この「継続と変革」という相矛盾したトレードオフの関係を両立させたいと思います。
結果、「新日の特徴となるべき業務を創造し確立すること」を平成31年の目標とします。
2.「継続と変革」の両立
先ずは「継続」。
創業から50年の歴史・経験を活かす観点から、長年積み重ねてきた実績を活用し更に飛躍するという意味です。
次に「変革」。
新たな組織として挑戦する観点から、これまでにない分野・領域へ挑戦する。既成概念にはとらわれない新分野へ挑戦するという意味です。
この「継続」と「変革」を両立させ、生き残りと更なる発展のために他社とは一味違った「新日の特徴」「新日ならではの特徴」を確立させます。
3.新日の特徴
これまで「継続」という観点から、皆さんの努力と実績が築き上げてきた新日の特徴とその評価は・・・。
①技術部門では、まず東日本大震災関連において、岩手県釜石市における復興整備事業のコンサルタント業務があり、その実績を残し関係自治体から評価を受けています。また建設資材単価調査があります。これは中部地方では既存2社以外では、ほぼ100%新日が受注できています。
②調査測量部門では、地籍測量の他、地歴調査及び土壌汚染調査等まで業務領域を広げることが可能です。
③補償調査部門では、特殊補償業務として、最近では震災復興事業における用地CM業務があり、東日本大震災関連では、岩手県釜石市における復興整備事業や福島県の放射線中間処理施設等の整備事業において実績を残し、環境省をはじめ関係自治体から大きな評価をいただいています。
④不動産鑑定士及び建築士部門は、これらの部門自体が社内に存在し機能していることに特徴があります。特に建築設計部門は、国・県・市町等の自治体からの受注も拡大し大きく飛躍してきています。
⑤領域的な特徴でいえば中部に限らず東北地方の官庁業務まで拡大しています。
⑥新日グループ内の別法人である新日土地家屋調査士法人や新日行政書士法人との連携により、大手電力企業等から受注できていることも新日の特徴と言えます。
これら新日ならではの業務実績や評価は、社員のなかにも案外自覚していない者も多いのではないかと思います。しかし、これら業務は間違いなく新日の特徴的業務に育っています。
今後も、築いてきた新日の特徴を皆さんの力で育て、更に確実なものにしていく事が非常に大切であると考えています。
4.革 新
新しい発想や挑戦の観点からは、新分野でいえば、日本が抱える人口減少、高齢化等に起因して発生する所有者不明土地問題を始め、全国すべての自治体が抱える様々な問題に取り組むソリューションビジネス、更にはIT分野等にも新たな市場があり大きなチャンスが広がっているように思います。
営業領域でいえば、創業以降50年、これまでは、どちらかといえばあまり得意ではなかった新規の民間企業や新規市町村への挑戦と開拓は非常に重要な領域であると捉えています。更には、私自身、夢は大きく海外へも挑戦できる企業にしたいと考えています。
5.最後に
今年は新日にとって創業50周年の記念すべき年。
今年は平成から新たな元号となる記念すべき年。
今年は新日の第2の故郷ともいえる釜石市で、ラグビーワールドカップが開催される記念すべき年。
まさに記念づくめの一年でもあります。
「継続と変革の実行」に加え、「新日独自の特徴的業務の創造と確立」を平成31年の新日のスローガンとして・・・。
この一年、力を合わせて飛躍の一年としましょう。
この一年、力を合わせて記念すべき一年としましょう。
そして、この一年が新日に関係する総ての皆さんにとって幸せな一年となることを願って、平成31年新年の挨拶とさせていただきます。
以上