平成27年 年始式
脇田会長年頭挨拶
皆さん、新年おめでとう!
今年は創業46年であり、干支が羊の小生は72歳になる。
私は、経営者として節目の50年に向かって中期経営計画の概要について説明するとともに決意を述べる。
「長期的視点」に立ち、新日グループのより良い会社の実現を目指す
その実現に向けて3つの戦略を説明する。
1.成長戦略について
企業も人も、ネガティブになればやがて衰退する。(株)新日は、あくまでも本業であるコンサル事業の拡充、新規事業領域への拡張を図り、持続的成長を目指す。
(株)ミタス伊勢は、賃貸事業のさらなる拡充を図る。伊勢市駅前の再開発事業では、昨年用地の取得を進めてきた。今後再開発事業に参加する。
一方、本社ビルの建て替えについて、今期、事業化検討作業に着手する。
2.人材の育成と確保について
人材の育成と確保について積極的に投資をする。また、人材の拡充に関しては、外部からの受け入れ体制も合わせて整備する。
3.財政基盤の強化について
財務基盤の健全性と収益基盤の強化を図り、収益性を高める。
私が経営方針、方向性を決めたら、実行することは「現場」に任すことをより徹底する。
良い会社にするため、新日グループの中長期の数値目標を次に述べる。
・中期目標(3年後):売上20億円、営業利益3億円を目指す
・長期目標(6年後):売上30億円、営業利益4.5億円を目指す
昨年末の納会でも説明したが、皆さんには新日の原点は継承しつつも、仕組みはどんどん改革し、良い会社にするため持続的成長を追求してほしい。そして、会社はお客様にも社員にも満足を提供する。新日グループを良い会社にすることは、私の責任である。
皆さんとともに「奉仕に徹し、一歩、一歩、…また一歩」。本年もどうぞよろしく。
秋山社長年頭挨拶
あけましておめでとうございます。年頭に当たり、ひとことごあいさつ申し上げます。
「課題あるところに商機あり。課題あるところにチャンスあり。」
これは私から皆さんへの今年のメッセージです。
企業や組織は、大小はあれども課題や障害にぶつかるのは常です。これが大きければ大きいほど、乗り越え解決したとき、企業は確かな発展につながり、組織はより強い組織の構築につながります。
課題や障害に対して、逃避したり問題解決を先送りすれば、到底企業の発展は望めません。また、明るい明日は来ないと覚悟しなければなりません。
昨年、映画でもヒットした「永遠の0」の作者である百田尚樹の本で「海賊と呼ばれた男」を東京へ行く新幹線の中で読みました。思わず涙を流すぐらいに感動しました。このモデルは石油業界の出光ですが、次から次へと事件や障害が発生します。小説なだけに、その障害をなんともドラマチックに乗り越え解決していくのです。そして、その企業は障害を乗り越え飛躍拡大していくという話です。
昨年末の研修会でもお話しましたが、当社も創業から45年の間に様々な出来事や事件がありました。その度にそれを乗り越え解決してきました。その結果、一歩ずつ成長し今日の新日があるものと確信しています。
しかし、創立45周年を迎えた当社の現状を考えると、社内の雰囲気として、惰性的と言うか事なかれ主義と言うか、ややもすると課題問題の解決を避けようとする傾向も一部にはあるように思えてなりません。この傾向が小さい今のうちに手を打たなければならないと思っています。
課題障害があることは見方を変えれば、それは財産であるともいえます。課題の解決は企業が飛躍する特効薬だともいえるのです。能天気な企業、衰退する企業は、課題・問題に気づきません。課題を発見し、これを解決しようとしないから弱体化していくのだろうと私は思います。
当社には多くの課題があります。各部署にも多くの課題があるはずです、私達は既にそれを認識しています。課題だらけの組織ではありますが、それは言い換えれば、多くの素晴らしい宝の原石が存在しているとも言えるのです。
課題解決に積極多感に立ち向かっていく事によって明日が開けます。課題を解決してこそ真の財産に変わるものだと考えます。
東北支店を中心とする新規拠点での復興支援業務、リニア新幹線事業に伴う新規業務、さらに各部署内には様々な難しい課題が山積みです。これらの課題を先送りにはできません。
あらためて、皆さんにメッセージを送ります。
「課題あるところに商機あり。課題あるところにチャンスあり。」
一緒になって新日の課題を解決していきましょう。一緒になって東北支店の課題を解決していきましょう。
また、各部署の課題を一緒になって解決していきましょう。平成27年は当社にとって飛躍の年になることを確信しています。
今年一年よろしくお願いします。