平成28年 年始式
脇田会長年頭挨拶
皆さん、新年おめでとう!
今年のお正月は温かい、良いお正月やった。今日も3月なみの気温と聞く。
皆さんからたくさんの年賀状を頂いた。中には家族の写真つきのものもあり、ほほえましく、温かい気持ちになった。この場を借りてお礼を言う。
私は、今年73歳になる。会社も47年目に入っている。私の友人は年賀状で「余生」という言葉を使ってきた。
悠々自適、私の年代にはよくあることだが、私の余生は、過去の自分を乗り越えるため、幹部社員を後押しつつ、自分も頑張りたいと思う。
現在、本社ビルの建て替えを計画しているが、本社跡地は賃貸ビルとして、我々は近くに移転しようと思う。
今年の目標は、次の3点を掲げ私の決意を述べる。
1.安定した事業構築をする
昨年末の納会でも話したが、今年を転機と捉えている。50周年をめどにその実現を目指す。
2.伊勢市駅前再開発への参加・協力する
これまで伊勢市駅前の土地を購入し再開発ビル整備への準備を進めてきた。
今年の暮れには国交省の補助の見込みもわかる。補助が見込めれば、再開発組合を立ち上げ、事業に積極的にかかわっていく。
3.事業承継
『良い会社』は、ワンマン経営では持続的なものは作れない。これまでも権限を段階的に社長、及び幹部社員に移行してきた。
最後にもう一度、私の決意を述べる。
「私は、過去の自分を乗り越えるため、チャレンジする。」
皆さんもこの暖かさに気を緩めず、今年一年、それぞれ考え自発的に行動してほしい。
本年もどうぞよろしく。
秋山社長年頭挨拶
あけましておめでとうございます。
年末の勉強会では、皆さんにこの先、10年20年生き残っていくために、課題を見つけ克服していこう!という話をした。もう一度、その心構えについて話したいと思う。
当社が現在重点的に取り組んでいる業務として、東北復興関連業務と中央リニア関連業務がある。東北復興関連業務は、支店も開設し業務も目に見えるので、この場は中央リニア新幹線の取組みについて話したいと思う。
過去に愛知万博、中部空港建設では後塵を拝し活躍することができなかった。今回の中央リニア新幹線では、JR東海をはじめ、各方面に働きかけ、中部の業者が活躍できる場を提案してきた。
当社としても、昨年後半、登記関連業務を新日土地家屋調査士法人で、用地調査業務や物件調査業務の一部を当社で受注し現場調査を進めてきた。
今年1月から本格的に補償関連業務が発注され、中部に拠点を置く業者が活躍できる状況になった。
さらに、この場で私が皆さんに伝えたいことは、中央リニア新幹線開通後も視野に入れなければならないということ。
開通後は東京品川から40分で名古屋に移動することができる。これは名古屋に首都機能の一部が移ることにならないか、名古屋が首都機能を補完することにならないか。
そうなれば、道路や鉄道等のアクセスの問題や名古屋駅を中心とする街そのものが変わることにならないか。
当社にはまだまだチャンスがある。この劇的変化にチャレンジし、チャンスに変えていかなければいけない。会社として如何に取り組むか、自ら何ができるか、いかなる方向に向かって勉強するか。平成28年は10年先20年先を見定める年になる。
変化し続けるこの時代にあって、生き残っていくために我々に最も必要なものは、「やり抜くのだという決意と情熱」
最後に皆さんにフランスの哲学者アランの言葉を送る。
「惰性と安定は情熱を殺し、緊張・苦悩こそが決意と情熱を生む。」