鑑定
宅地見込地 ~社会福祉法人が社会福祉施設用地として現況雑種地を取得する場合の当該土地の評価~(平成23年7月)
宅地見込地 ~社会福祉法人が社会福祉施設用地として現況雑種地を取得する場合の当該土地の評価~(平成23年7月)
市街化調整区域内の現況雑種地であり、原則として建物等の建築が認められないため、通常は、極めて低い評価となるものであるが、想定される施設の規模から相当程度のまとまった土地を必要とする社会福祉法人のニーズに適合すること、社会福祉施設は市街化調整区域であっても例外的に建築が認められることから、まさに合理的かつ合法的な最高最善の使用方法、すなわち最有効使用を前提とする価格が当該社会福祉法人等の取得する場合の価格であるゆえ、評価上の種別を宅地見込地とし、同質の目的で取得した実際の取引価格を基礎として評価額を決定した。
なお、同質の目的とは、同様に社会福祉施設用地として取得した事例はもとより、流通業務施設用地等として取得する場合も、宅地転換を前提とするもので、需要は同質と認められるため、価格判定の基礎資料として活用したものである。