業務実績

鑑定

底地(平成19年3月)

底地(平成19年3月)

底地を当該借地人が買い取る場合の適正な価格を求めるもの。

底地を当該借地人が買い取る場合には、底地を第三者に譲渡する場合と比較し、完全所有権に復帰する事による当該土地の最有効使用の実現の可能性、市場性の回復等による経済価値の増分が認められる場合があるが、当該案件では、地代徴収権を基礎として求められる第三者が当該底地を取得する場合における適正な価格と比較し差異が認められなかったため、結果として、正常価格として求められた。

要因としては、この事案が、1)契約の更新等を前提としない事業用定期借地権であり、期間満了により土地が更地として確実に返還される事。2)当該土地が更地であるものとして最有効使用の用途に供した場合に得られるであろう賃料と現行賃料との乖離が小さく、かつ価格時点において経過した借地期間が短いため借地人に帰属する経済的利益の割合が小さい事から、もとより底地割合が高いという事案であったためと考えられる。

CONTACT US

お問合わせ

建設、補償調査、土地区画整理、
市街地再開発、建築設計、測量、鑑定など
街づくりに関わることは
お気軽にお問い合わせください。